畑打ち
畑打音やあらしのさくら麻 芭蕉
うごくとも見えで畑うつ麓かな 去来
畠うつや鳥さへ啼ぬ山かげに 蕪村
畠打の目にはなれずよ摩耶が嶽 蕪村
畑打や耳うとき身の只一人 蕪村
畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ 蕪村
はた打よこちの在所の鐘が鳴 蕪村
畑打や木間の寺の鐘供養 蕪村
畑打や我家も見えて暮遅し 蕪村
畑うちや法三章の札のもと 蕪村
畑打や峯の御坊の鶏のこゑ 蕪村
畑うつやいづくはあれど京の土 太祇
畠打やかざしにしたる梅の花 一茶
畠打の顔から暮るるつくば山 一茶
畠打や子が這ひ歩くつくし原 一茶