涅槃 寝釈迦

西行
ねがはくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃

神垣やおもひもかけず涅槃像 芭蕉

涅槃会や皺手合る珠数の音

涅槃会や花も涙をそゝぐやと 素堂

きさらぎの日和もよしや十五日 鬼貫

涅槃会やされども雁は生別れ 也有

天人の肘に泪やねはん像 召波

涅槃会や雲下り来る音羽山 暁台

涅槃会や身は寺入の穀つぶし 白雄

こゝろゆく極彩色や涅槃像 太祇

ねはむ会に来てもめでたし嵯峨の釈迦 太祇

涅槃会や礼いひありく十五日 太祇

一休は何とおよるぞ涅槃の日 几董

幾春の絵の具や兀し涅槃像 青蘿

ねはん像銭見ておはす皃も有 一茶

小うるさい花が咲とて寝釈迦哉 一茶

華の世を見すまして死ぬ仏かな 一茶

辻堂や掛つ放しのねはん像 一茶

ぽつくりと死が上手な仏哉 一茶

涅槃會や何見て歸る子供達 子規

涅槃像胡蝶の梦もなかりけり 子規

涅槃會の一夜は闇もなかりけり 子規

涅槃像仏一人は笑ひけり 子規

涅槃像鰒に死なざる本意なさよ 漱石

里の子の猫加へけり涅槃像 漱石

茂吉
涅槃会をまかりて来れば雪つめる山の彼方に夕焼のすも

門前の花菜の雨や涅槃像 蛇笏

落椿重なり合ひて涅槃像 漱石

紺青の空に月あり涅槃像 虚子

涅槃図を掛けんとすなる僧五人 虚子

御涅槃のかたきまぶたや雪明り 普羅

簷雫いよいよしげし涅槃像 泊雲

護国寺の涅槃年々拝みけり 喜舟

太柱二本かくれぬ涅槃像 喜舟

お涅槃や大風鳴りつ素湯の味 水巴

人々の眼なまなまし涅槃見る 蛇笏

涅槃会に吟じて花鳥諷詠詩 茅舎

なつかしの濁世の雨や涅槃像 青畝

三月 如月 雛祭り 春の雪 春雷 啓蟄 東風 春めく 春の山 水温む 春の水 田螺 涅槃 帰る雁 彼岸 彼岸桜 暖か 雲雀 春の雨 春泥 木の芽 椿 接木 卒業 陽炎 土筆 蒲公英 紫雲英 薺の花 虎杖 春蘭
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