和歌と俳句

源氏物語の中の短歌

関屋

行くと来とせきとめがたき涙をやえ絶えぬ清水と人は見るらん

わくらはに行き逢ふみちを頼みしもなほかひなしや塩ならぬ海

逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん