和歌と俳句

口切 くちきり

口切に境の庭ぞなつかしき 芭蕉

口切や小城下ながら只ならぬ 蕪村

口切や五山衆なんどほのめきて 蕪村

口切や北も召れて四畳半 蕪村

口切の隣も飯のけぶりかな 蕪村

口切や梢ゆかしき塀どなり 蕪村

口切のとまり客あり峯の坊 太祇

口切や寺へ呼れて竹の奥 召波

口切の菴や寐て見るすみだ河 几董

口きりや此寒空のかきつばた 几董

時雨せよ茶壷の口を今切ぞ 一茶

口切や南天の実の赤き頃 漱石

口切にこはけしからぬ放屁哉 漱石

吾妹子を客に口切る夕哉 漱石

口切や日の当りゐるにじり口 立子


立冬 初冬 神無月  初時雨 炉開 口切 十夜 酉の市 茶の花 山茶花 柊の花 八手の花 石蕗の花 芭蕉忌 鉢叩き 大根 小春 冬日和 帰り花 紅葉散る 落葉 銀杏落葉 木の葉 木枯らし 時雨 お火焚 短日 冬の日 顔見世 冬の空 水鳥 かいつぶり 初雪 初氷 寒さ 冬木立 枯木 冬枯 枯尾花
和歌と俳句