ザボン ボンタン

左千夫
をの子ども三人よりあひ胡坐かきザボンの窓に物うち語る

憲吉
庭隅にゆふさり来れば眼のごとくボンタンの實ほのか光れり

憲吉
庭の樹に雨繁吹きつつボンタンが折をり光るその葉の中に

憲吉
にはたずみ流るる庭をボンタンは擦りがてに搖る風にもまれて

憲吉
ボンタンの枝ひくければ黄金だまあらしの雨に泥はねにけり

憲吉
手水鉢に雨水満てばおのづからボンタンの實が浸るべくあり

憲吉
あをあをし椿の垣にボンタンの實が埋もれて大きく明し

われが来し南の国のザボンかな 虚子

人語なし朱欒が熟るゝ島の昼 

ふるさとも南の方の朱欒かな 汀女

日が照りぬ大き朱欒をむけば實に 汀女

朱欒割くや歓喜の如き色と香と 波郷

押しいでし熔岩に朱欒の邑のこる 秋櫻子

朱欒売海を見てをり船出前 秋櫻子

秋の日 秋晴れ 秋の空 秋の雲 秋の山 秋風 秋の暮 秋の雨 松茸 ばった 案山子 鳴子 落とし水 落ち鮎 渡り鳥 ひよどり 鶺鴒 啄木鳥 柘榴 無花果 葡萄 あけび 烏瓜 秋祭り 菊人形 菊日和 野菊 後の月 朝寒 夜寒 身に入む むかご 蘆の花 木の実落つ 椎の実 ざぼん 浅茅 紅葉 鹿 残菊 末枯れ 柳散る 行く秋 暮の秋
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