秋の雲

松杉もおかめと晴るる秋の雲 去来

山々や一こぶしづつ秋の雲 涼菟

かはる夜や心寄せなき秋のくも 暁台

しづけしや鶴に定るあきの雲 暁台

あら浪や波を離れて秋のくも 暁台

二色の絵具に足るや秋の雲 召波

秋の雲只むらむらと別れ哉 漱石

空に一片秋の雲行く見る一人 漱石


蜀黍の穗ぬれに見ゆる筑波嶺ゆ棚引き渡る秋の白雲

晶子
秋の雲はかな心の人待に涙ながしてありとおもひぬ

見えぬ高根そなたぞと思ふ秋の雲 碧梧桐

隔て住む心言ひやりぬ秋の雲 碧梧桐

秋雲や見上げて晴るる棚畑 鬼城

秋雲をむかへて樹てり杉大樹 蛇笏

晶子
若き身の恋するやうに秋の雲動きも止まずほのかなれども

秋の雲しろじろとして夜に入りし 蛇笏

みるほどにちるけはしさや秋の雲 蛇笏

山人のくしやみやとどく秋の雲 普羅

炭竃のみな煙りをり秋の雲 普羅

人よぢて帆柱高し秋の雲 月二郎

水天の一髪秋の雲湧きぬ 草城

秋の雲太虚の風に動きけり 草城

秋の日 秋晴れ 秋の空 秋の雲 秋の山 秋風 秋の暮 秋の雨 松茸 茸狩 案山子 渡り鳥 ひよどり 鶺鴒 啄木鳥 葡萄 野菊 後の月 朝寒 夜寒 身に入む むかご 蘆の花 木の実落つ 椎の実 ざぼん 紅葉 鹿 残菊 末枯れ 柳散る 行く秋 暮秋
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