和歌と俳句

源頼政

はるばると 行くも止まるも 老いぬれば また逢ふことを いかがとぞ思ふ

その日ぞと 聞くだにかねて 悲しきに 漕ぎ別れなば 何ここちせむ

忘るなよ ふりぬる我を 津の国の 長柄の橋の 跡を見つつも

限りあれば 我こそこはね 旅衣 たたむ日よりは 身をな離れそ

うれしさを つつみぞかぬる 旅衣 ゆたかにたてる かひもなきかな