壬生忠岑

古今集・春
春きぬと人はいへども鶯の鳴かぬかぎりはあらじとぞ思ふ

古今集・夏
暮るゝかとみればあけぬる夏の夜をあかずとやなく山郭公

古今集・夏
むかしべや今も恋しき時鳥ふるさとにしも鳴きてきつらむ

古今集・秋
けふよりは今こむ年の昨日をぞいつしかとのみまちわたる

古今集・秋
久方の月の桂も秋はなほもみぢすればやてりまさるらむ

古今集・秋
山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴くねに目をさましつつ

古今集・秋
人の見ることや苦しきをみなへし秋ぎりにのみたち隠るらん

古今集・秋
ひとりのみながむるよりは女郎花わがすむやどにうゑて見ましを

古今集・秋
秋の夜の露をばつゆとおきながらかりの涙や野べをそむらん

古今集・秋
あめふれば笠取山のもみぢばは行きかふ人の袖さへぞてる

古今集・秋
神なびのみむろの山を秋ゆけば錦たちきる心地こそすれ

古今集・秋
山田もる秋のかりいほにおく露はいなおほせどりの涙なりけり

古今集・冬
み吉野の山の白雪ふみわけて入りにし人のおとづれもせぬ

古今集・冬
白雪のふりてつもれる山ざとはすむ人さへや思ひきゆらん

古今集・物名
壬生忠岑
袂より離れて玉をつゝまめや これなんそれとうつせ 見むかし

古今集・物名
夏草のうへはしげれるぬま水のゆく方のなきわが心かな

古今集・恋
春日野の雪間をわけて生ひでくる草のはつかにみえし君はも

古今集・恋
かきくらしふる白雪の下消えにきえて物思ふころにもあるかな

古今集・恋
秋風にかきなす琴のこゑにさへはかなく人の恋しかるらむ

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