法師蝉 ほうしぜみ つくつくぼうし

鳴き立ててつくつく法師死ぬる日ぞ 漱石

秋風にふえてはへるや法師蝉 虚子

うとうとと汽車にねむればときをりに法師蝉きこゆ山北あたり 牧水

法師蝉かたみに鳴ける二つかな 風生

法師蝉家込みながら椎の庭 みどり女

法師蝉耳に離れし夕餉かな 青畝

後庭の草木晴れたり法師蝉 草城

幽篁や一つ鳴き澄む法師蝉 草城

この旅、果もない旅のつくつくぼうし 山頭火

しづけさのきはまれば鳴く法師蝉 草城

法師蝉鳴く新学期始まれり 秋櫻子

石塊ののりし鳥居や法師蝉 不器男

はれてはつきりつくつくぼうし 山頭火

年とれば故郷こひしいつくつくぼうし 山頭火

一人となればつくつくぼうし 山頭火

身にちかくあまりにちかくつくつくぼうし 山頭火

つくつくぼうしつくつくぼうしと鳴いて去る 山頭火

法師蝉ばかりの昼や百花園 みどり女

遠けれどそれきりなれど法師蝉 汀女

法師蝉到るところに日影かな 汀女

こどもばかりでつくつくぼうし 山頭火

つくつくぼうしあすから旅立つ私で 山頭火

ちかく、あまりにちかくつくつくぼうし 山頭火

まへもうしろもつくつくぼうしつくつくぼうし 山頭火

おべんたうたべてゐるまうへつくつくぼうし 山頭火

波音の霽れてくるつくつくぼうし 山頭火

つくつくぼうしもせつなくないてなきやんだ 山頭火

水が米をついてくれるつくつくぼうし 山頭火

出来秋の四五軒だけのつくつくぼうし 山頭火

つくつくぼうしもをはりの声の雨となり 山頭火

法師蝉しみじみ耳のうしろかな 茅舎

水引を折るにつけても法師蝉 汀女

帰り路はわが夕影や法師蝉 汀女

うたたねの母残し出て法師蝉 汀女

法師蝉の初蝉なれや鳴きをはる 草田男

木もれ日に背のひかりみえ法師蝉 石鼎

町を行く町につくつく法師鳴き 万太郎

江津神社とは御小さく法師蝉 汀女

法師蝉鳴く短さよふと暮るる 青邨

法師蝉朝より飢のいきいきと 波郷

法師蝉木々の彼方の朝の屋根 波郷

また微熱つくつく法師もう黙れ 茅舎

茶菓出でて後は静かに法師蝉 汀女

飯しろく妻は祷るや法師蝉 波郷

法師蝉聞き寝の庫裡のひろびろと たかし

ほふし蝉海の景色の裡にやむ 誓子

法師せみ山影浜にかぶさりつ 誓子

法師蝉あはせ鏡をする時に 誓子

法師蝉聞けばこころはうち向ふ 誓子

雨はれてつくつくぼふし雲に鳴く 誓子

前声をうけてつくつく法師蝉 誓子

法師蝉終りの声に近づけり 誓子

立秋 今朝の秋 初秋 桐一葉 七夕 織女 星合 天の川 梶の葉 草市 迎え火 盂蘭盆 魂祭り 墓参り 灯籠 走馬灯 盆の月 盆踊り 灯籠流し 送り火 大文字 花火 法師蝉 残暑 初嵐 新涼 稲妻 芙蓉 木槿 鳳仙花 朝顔 南瓜 犬蓼の花 蓼の花 芭蕉 稲の花
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