阿部みどり女

牡丹の白粉はげぬ秋扇

袖口の浅黄襦袢や秋祭

捨てゝある芒の束に秋の風

法師蝉ばかりの昼や百花園

野の花を挿したる瓶に初嵐

新涼や一輪ざしの白桔梗

訪ひて羽織をぬぎぬ柿の秋

大樽に糸瓜つけあり水澄める

白樺にもたれて萩の末枯るゝ

萩の雨芙蓉の雨の上野かな

ふるさとを恋ふこともなく障子貼る

客を得てたのしき時や虫の宵

降りつゞき浅間も見ずに秋の旅

牛は今乳しぼらるゝ牧の秋

竃の火うつる無月の潦

吾子の本皆片づけて夜寒かな

寡婦となり俄かに老けぬ黍の秋

命惜しと思ふこの頃門火焚く

案内の子は道草を秋の蝶

山の子の持てる燈やの道

襤褸包なかなかへらず冬支度

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