高浜虚子

元朝の氷すてたり手水鉢

座を挙げて恋ほのめくや歌かるた

人形まだ生きて動かず傀儡師

子供等に雙六まけて老の春

描初の壺に仲秋の句を題す

つく羽子の静に高し誰やらん

神近き大提灯や初詣

巫女舞をすかせ給ひて神の春

神慮いま鳩をたゝしむ初詣

薮入の田舎の月の明るさよ

物売も佇む人も神の春

人に恥ぢ神には恥ぢず初詣

神は唯みそなはすのみ初詣

推し量る神慮かしこし初詣

七種に更に嫁菜を加へけり

歌留多とる皆美しく負けまじく

双六に負けおとなしく美しく

初句会浮世話をするよりも

粛々と群聚はすゝむ初詣

褄とりて独り静に羽子をつく

追羽子のいづれも上手姉妹

床の花已に古びや松の内

初詣神慮は測り難けれど

願ぎ事はもとより一つ初詣

薮入や母にいはねばならぬこと

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