松本たかし

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

山深く逢ひし焚火や一あたり

冬ざれや吾が現れし多摩河原

空色の水とびとびの枯野かな

とつぷりと後暮れゐし焚火かな

夜遊や炉辺から炉辺にたちまはり

菊畑にあまり夜焚火近かりし

三度来て水仙咲きぬ瑞泉寺

見下ろせば来馴れし谷や探梅行

小夜時雨してゐたりけり傘を呼ぶ

暦売古き言の葉まをしけり

地の底に在るもろもろや春を待つ

今日となり明日となりゆく石蕗の花

立てひらく屏風百花の縫つぶし

屏風たてて結界せばき起居かな

さしのぞく木の間月夜や浮寝鳥

初冬や竜胆の葉の薄紅葉

いただきのふつと途切れし冬木かな

赤く見え青くも見ゆる枯木かな

ひいて稍まぎれたる愁かな

炭をひく後しづかの思かな

塔の上の鐘動き鳴るクリスマス

鉦講のあらかしましの十夜かな

蝋涙に肩打たれたる十夜かな

灯の数の殖えて淋しき十夜かな

稚子が降らす花を拾ひし十夜かな

子規 漱石 龍之介 碧梧桐 虚子 鬼城 泊雲 亜浪 山頭火 普羅 放哉 風生 水巴 蛇笏 月二郎 みどり女 石鼎 喜舟 しづの女 かな女 万太郎 犀星 久女 淡路女 青邨 秋櫻子 素十 夜半 麦南 悌二郎 鷹女 多佳子 青畝 耕衣 茅舎 汀女 三鬼 草田男 不死男 誓子 草城 爽雨 不器男 立子 林火 楸邨 静塔 鳳作 波郷
俳句 春の季語 夏の季語 秋の季語 冬の季語 短歌 歌枕
おくのほそ道 野ざらし紀行 鹿島詣
和歌と俳句