河東碧梧桐

十一 十二

棚田平ら草山の祭名残る宮

川水の濁る見る鴉桐の花

盆栽に袖触れて桑の実も摘まん

岩に摘みし岩蕗もシヨデの名も知らず

車道岐る郡上への橋の高茂り

蜂の立つ羽光りや朴の蕊の黄に

鼓楼離れ立つ豌豆の脚柴に

田移りの早乙女が唄を森隔つ

座敷開きの日なりしよ蕗の甘き味

苔の花も石と化る藍の色美妙

生り年の栗咲きぬ鐘楼ずり藁に

奥白川田の藻に梅雨を過すなり

鱒の淵も岩は鏡を若楓

筧浚ふ人も卯の花露明り

旅労れと病ひやつれに蚊遣して

垢離場石花桐の風ほてりして

雷落ちし跡と見るの道ついて

紫陽花の雨褪せや芝に蝉落ちて

水惜む宿の四葩に蘆立ちて

堤隔つ家並の蚊遣草暮れて

木苺の色染むに病葉の白

実桑所望蛍見に来し午の雨に

蚊帳干して築地石削る火走れり

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