西東三鬼

1... 前のページ<< >>次のページ

顔ちさきほろほろ鳥は夏孤り

我国の鴉を飼へり眼鏡拭く

市役所の使丁緬羊を刈れりけり

水族館男女があゆみ閑かなる

螢売る少年の森の坂上に

病懶の指わなわなとトマトもぐ

青トマト「晴れたり君よ」赤きトマト

トマト熟れ嬉しくてならず子と笑ふ

トマト喰ふトマト畑に山遠き

我も投げ子も投げトマト天に赤し

葡萄園の夏や見えざる汽車きこえ

葡萄園の女と男の童菓子を食む

葡萄園に葡萄をつくり姙みてし

葡萄園に夏を肥えたる京三と

リアリズムとは何ぞ葡萄酸つぱけれ

静養期子と来て見れば汽車走る

肩とがり天の秋燕を妻と仰ぐ

秋ふかきちままたに犬の見えかくれ

野菜買ふ妻を待つなり子とわれは

おのが妻の兄と化りひさし秋深む

議事堂を背に禁苑の兵を視る

子規 漱石 龍之介 碧梧桐 虚子 鬼城 泊雲 亜浪 山頭火 普羅 放哉 風生 水巴 蛇笏 月二郎 みどり女 石鼎 喜舟 しづの女 かな女 万太郎 犀星 久女 淡路女 青邨 秋櫻子 素十 夜半 麦南 悌二郎 鷹女 多佳子 青畝 耕衣 茅舎 汀女 草田男 不死男 誓子 草城 爽雨 不器男 立子 林火 楸邨 静塔 鳳作 たかし 素逝 波郷
俳句 春の季語 夏の季語 秋の季語 冬の季語 短歌 歌枕
古事記の中の和歌 懐風藻 万葉集 伊勢物語 古今集 後撰集 拾遺集 源氏物語の中の短歌 後拾遺集 金葉集 詞花集 千載集 新古今集 新勅撰集 おくのほそ道 野ざらし紀行 鹿島詣
和歌と俳句