西東三鬼

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栗の花ひしめく闇にひとり醒む

栗の花香のあをあをと星を染む

栗の花けぶらひけもの夢を見る

栗の花息吹きつめたく燈を青む

栗の花めしひし水に香をしづむ

学園の窓の柘榴よ咲いて散る

籐椅子に学をさびしみ重ぬる夜

禁断の書よセードの轟に

この国の法の博士をさびしとも

たかぶりの心すずしき星に触り

よひとつ玻璃のみどりにゐて静か

濃き影を熱風を脱ぎ階を踏む

玻璃天井高しこだまがあざわらふ

手がそよぐ憑かれ狂へる無数の手

一瞬の孤独地獄の汗つめたし

暑し穂に刺されつつめくるめく

昆虫の真昼ひそけく日あゆまず

しんかんたる夏野の呼吸正しけれ

黄に燃ゆる孤独地獄に耳きこえず

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