阿部みどり女

下りて行く人に従ふ落葉道

冬晴や憩へる前のいばらの実

柊の花にかぶせて茶巾干す

霜除をしてゐるらしや針仕事

市の音すれど静かや芝枯るゝ

朝よりも鳴かぬカナリア風邪ごもり

北風や神のみたらしからからに

枯菊を残らず刈りて春を待つ

大玻璃戸立てゝ枯蓮へだたりぬ

裏庭は何もあらざり障子閉づ

明日の芝居のたのしみに

春著縫ふ心もとなき眼となりぬ

抱一の植ゑし侘助今に尚

蘭蝶を弾かせて年を忘れけり

小春縁さきのことなど思ふまじ

日向ぼこ何やら心せかれゐる

屋根の上凧見えそめて春近し

麦蒔きし翌日強きを見る

金柑の鉢そのままや雪の中

わが他にぬかづく人やの宮

仏壇の煤を払ふや南無阿弥陀

不足なる調度になれて煤払

餅焼くや我が子の如き句友どち

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